ため息は愛のはじまり

なくなった父の遺言により、アメリカでのさえない教師生活を捨てて、イギリス貴族のおじを訪ねてきたサラ。船と馬車の旅にくたびれ果てたサラは、とある宿で、ふつうでない対応をされても気づかぬほどに疲れ果てていた。ぐっすり眠るサラのベッドに、後から一人の男性が入ってきて、サラに触れるまでは。。。
その男性は、自らを公爵だと紹介し、サラの悲鳴にあわてて登場した叔母たちの目の前で、サラとの結婚を告げるのだが。。。

 いや~。ヒロインの処女性ってロマンスでは結構重要なポイントになってくるとは思うのですが、男性も。。ですか。しかも、このヒーローは、傍目にはやせっぽちに見えるサラをとても美しく、完璧な体型と思い、当時たぶん流行っていたふくよかな女性には吐き気を催す始末。結構変ってるんでしょうね。
でも、純真ながら世なれた二人が、いろいろなしがらみがありながらも恋に落ちていくところは、結構おもしろかったです。