ふたりきりの光

ほんわかした感じになりました。

天涯孤独なルースは小さな町に移り住み、ウエイトレスをしながら細々と暮らしていた。しばらく前から差出人不明な手紙が届きはじめて、警察にも相談したがまともに受け取ってもらえず、犬のホーボーとおびえながら暮らしていた。
そんなある日、ホーボーが獣用の罠にはまって足に大けがを負った。一人ではどうすることもできずに
近くのガソリンスタンドに助けを求めて入っていくと、見知らぬ男性が、ネイティブアメリカンのジョーナがいて、犬を助ける手助けをしてくるという。警戒しながらも藁にもすがるお思いでジョーナを現場に案内すると、この世のものとは思えない不思議なことを経験した。ホーボーの足は傷つき、血だらけで、骨まで見えていたのに、ジョーナが触れて不思議な光に包まれた後はすっかり元通りになっていたのだ。
その後、助けてくれたお礼にと宿を提供し、ふとしたことでジョーナに触れたルースは衝撃と絆を感じた。

 


どこまでも不思議なジョーナ。
ジョーナの心にぴったり寄り添い、常にジョーナの求める言葉やケアを提供するルース。
孤独な2人が慎重に近づき、寄り添いようになる過程が、急だけどとても優しく書かれていました。
パラノーマルだけど、こういうパラノーマルならあってもいいな。って思うような心があたたかくなるような展開でした。優しい人がいれば、腹の中まで真っ黒な人もいて。。。そういうこととおりあいをつけて愛する人を大切にして生きていく。あたり前だけど大事なメッセージを受け取った感じです。