キス・キス・キス 抱きしめるほどせつなくて

すっかり定着したこのシリーズ。
読みやすくって今回もぐー!でした。

特に1作目と3作目が好き。
1作目ヒロインの、優しくすると人が死んでいく、の感違いは笑えるけどわらえない
そんな強烈なヒロインを優しく包み込むさらに懐の深いヒーローが最高。
めんどくさい女なのにね、そこがいいなんて!

3作目のヒーローの名前がアクセルってのが、またよいですね。
包み込むようなヒーローの存在が光ってました。

プラムローズは落とせない

どーしてこのシリーズがMIRA文庫から????というマリーン・シリーズ
個人的には大好きなので、出てくれてうれしいのですが、途中で出版社が変わるって、どうなの?
人気がなかったの?とか思ってしまいます。

自宅で殺害され、その時から行方不明になった弟を探すために、私立探偵を雇ったトーリ。娘のためにイギリスに移住していたせいで弟を守りきれなかったという悔いがあった。
そんなトーリの前に、長身でセクシーな男性が現れる。それは6年前、情熱的な1週間をともに過ごし、危うく恋に落ちそうになりトーリが置き去りにしてきたロケットだった。女性と深入りしたくない海兵隊員ロケットは、自らのルールを持ち、それにそってトーリにも付き合うように念を押してきた、
後悔はしていない。だが、彼には内緒の出来事があって。。。
トーリはとたんに緊張し。。。

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愛しの伯爵と秘密のひととき

オールドミスでさえないシャーロットは、親友の兄セバスチャンに恋をしていた。だが、彼は伯爵としての責任もあり、裕福でつまらない女性と婚約まじかだった。彼女は彼には似合わないのに。。。と悔しい思いをしていたところに、大叔母からの遺産がきた!これで自分も裕福になってセバスチャンの相手にされるチャンスがあるかも!ときたいするシャーロット。だが、実際に遺産でもらえたのは、たった1つの指輪。売ってもいくらにもならないような指輪だけだった。だが、その指輪は、シャーロットの願いをかなえてくれた。
セバスチャンに愛される女性になりたい。
ただし。。。シャーロットとしてでは、なく。愛人のロッティとして、セバスチャンに愛される女性にしてくれたのだ!

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恋のディナーへようこそ

苦手な話でした。
なぜ、ヒロインがこんなに無鉄砲で自分の環境には向かうのか、共感もできず、
たんたんとこなした感じの話でした

 

 

都会に住むリッチでおしゃれな少女が、ある日父がギャンブルですべてを失ったために、別荘のある田舎町に引っ越した。なんとかして都会に戻り、今までの生活を取り戻したいと奮闘するが、田舎町の慣例にもなじめず失敗ばかり。
再度大学進学費用のために参加した料理大会では、以前蹴落としていた(無意識に)同じむらの女の子に告げ口されて失格に。。人生のドン底を味わっていたジェンの前に、酔っ払って、少し自暴自棄な彫刻家スティーブが現れ、みじめな気分ながらスティーブと話ながら、ジェンの顔をバターでほってもらった。
途中、警察やら何やらがスティーブをつかまえにやってきて、周りはあわただしくなってしまった。
そのスティーブがつくったジェンの顔をみて、ジェンは衝撃を受けた。
まさに自分の顔。今の絶望した表情がよく表わされている。
その後成長したジェンは、ジェンのバターの彫刻をきっかけに復活したスティーブと再開するのだが、、、

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求婚と誘惑のあいだ

20代で未亡人となったジリアンは、アメリカにわたって財をなした叔父の遺産を相続するため、偽装結婚することを思いつく。親友の男性2人に作ってもらったリスト(望ましい結婚相手?)にいた男性を招待し、見極め、その中でも唯一ハンサムな、シェルブルック伯爵に、取引のような求婚を申し出る。
一方、シェルブルック伯爵ことリチャードは、父の作った借金を清算するために奔走する毎日を送り、かつては放蕩者として知られた姿は、すっかり鳴りをひそめていた。世の偽った画家の名をかたり、寝食忘れて絵を描き、売って家族をなんとか養ってきた。だがそこへジリアンの申し入れ。結婚さえすれば、相当な財産が手に入る。魅力的。だが、そこでリチャードのプライドが立ち上がった。
結婚しても手も握れない、一緒にベッドも入れない妻ではいやだ。自分を求めてくれない妻では意味はない。と。

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運命を告げる恋人

永遠なる時の恋人から半年以上。。。待ちました!
とはいいながら、実は原書でよんでしまいました。待ち切れずに。
でも何度よんでも面白い今作。途中Zのつらさと幸せに一緒に涙する、お気に入りです。
Zに幸せが来て本当によかった!

轢かれていたヴァンパイア貴族の女性ベラがレッサーにさらわれてから6週間がたった。いつものレッサーの行動から考えると拷問の末に殺されていると考えられていたが、Zが眠ることも食べることもできずにレッサーをおい、ベラの行方を追っていた。
ベラを養うために誘拐された男性ヴァンパイアが逃亡に成功したことで、事態は急転する。
Zは危険を帰りみず、ベラの救出に向かい、慎重に隠され、罠が掛けられて守られているオリの中からベラを救出した。救出したとたん、自分の女を取り戻した!という安堵を二度と離したくないという欲求から兄弟団の屋敷の自分の部屋につれてかえり、看病する。
目覚める前からZの存在を感じ取り、Zを求めていたベラはZのすべてを求めた。自分を養うこと、そばにいてくれること、抱きしてくれること。過去の血隷時代の残虐行為の結果、そのすべてに拒否反応を占めすZだった。Zは汚れている自分ではなく、フュアリーをベラの元に送るが、ベラが求めているのはZただ一人だった。
Zは過去の呪縛と戦いながらも、自分が恋し、愛を感じ始めている女性のために、文字通りすべてをささげるのだが。。。

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金色の巫女に捧ぐ

いつもただのロマンスではない作品のメアリー ジョー パトニーですが、
これまでの翻訳作と比べると、結構ふつう。
でも、ヒロインとヒーローの心情的な動きが細やかに描かれていて、
とてものめりこんでよめて楽しかったです。
そういう意味では、やはりメアリー ジョー パトニーはすごい作家さんなのかもしれません。

落馬事故で右足に大けがを負った公爵令嬢サラは、ふつうの結婚は諦めていた。
夫と一歩引いたような関係をもとめ、かなり年上で父の友人でもある資産家、ウェルドンとの婚約を決めたのも、彼にはもう娘もおり、情熱よりも礼儀と信頼関係からなる関係を結べるとおもったからだった。そんな関係であれば、サラの醜い足も、支障にはならないだろう。。。
サラの大事な従兄ロスの紹介でカフィリスタンの皇子ミカールに出会ったのは、そんな婚約間もないころだった。見たこともないほど美しい緑の目をした異国の男性。強引でいて神経細やかに、サラを大切に扱ってくれる男性だった。ロスからミカールが社交界になれるのを助けてほしいと頼まれたこと、未来の夫も重要な商売相手としてサポートを進めたこともあり、サラはしょっちゅうミカールと時間をともにした。そんな中で、じょじょに彼に魅かれていった。何よりも彼といると今までできないと思っていたことができる気持ちになるのだ。落馬事故からそんな風に人生に希望を持つことなどなかったのに。。。
そしてある舞踏会の夜、ミカールに情熱的に求められている最中に、父と婚約者が部屋に入ってきて、サラの婚約は破棄になった。自分の倫理感を裏切ってしまったことに深く反省するサラだったので、翌日求婚してきたミカールの申し出は断った。だが、彼をみていると彼を愛し始めている自分に気づかされた。ミカールは異国の皇子。。いずれは自分を置いて自国に帰ってしまうかも。。という不安に襲われたサラだったが、熱心にサラを求め、説得するミカールを見て、彼がこの国をさるまでであろうと、自分の幸せのために生きる決意をする。
だが、ミカールの求婚は情熱だけに基づいたものではなかった。。。。

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バラをまとう天使

あつさにびっくりの本でしたが、おもしろかったです。
ジュディス・アイボリーは、私的に当たり外れの大きい作家さんなのですが、
今回は大当たり!
ヒロイン/ヒーローの成長ぶりが見事で、とてもおもしろかったです。

有能な弁護士の一人娘として育てられたクリスティーナは、社交界デビューの年に悪名高きケスター伯爵と出会う。彼は一瞬クリスティーナに心を奪われたように見えて、翌日には山のようなバラを贈ってくれたが、しばらくすると彼は消えていて、クリスティーナも父の進める准男爵の長男と結婚した。
その3年後、不妊を理由に離婚を提案されたクリスティーナは再びケスター伯爵、エイドリアンと出会う。
爵位をもった相手との結婚=父に認められる存在であることを求めてきたクリスティーナにとっては離婚してもしなくても、誰かの愛人になることなど耐えられないことだったが、エイドリアンをみるたびに感じる興奮とときめきを消すことはできなかった。よそよそしく過ごす日々の中で、エイドリアンがどれほど衰弱したか気づいたクリスティーナは、エイドリアンとともに生きること決める。
だが、エイドリアンの人生は嘘と作略に満ちていて、二人の幸せを常にゆさぶっていくのだが。。

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秘められた愛


前作 届かない叫び で活躍したクリスチャンがヒーローです。

 

前作で、母の罪を暴く形なったクリスチャンは、過去から完璧には立ち直れていないながらも、恋人レイブンの愛を受け、人並みの幸せを感じる日々を送っていた。そこに、以前助けられた殺し屋、ジャスミン・リーが突然訪れる。
彼女の望みは、ジャスミンとともにブラジルに渡り、悪名高い犯罪組織のボス=ニコラスを助けだすこと。なぜなら、ニコラスこそクリスチャンの父親だというのだ。。

複雑すぎるクリスチャンの過去と、献身的すぎるレイブンに、いまいちのめりこめず。
話の大部分がクリスチャン視線になっているせいなのか。

ジャスミンとニコラスの関係も、なんかいまいちすっきりしないし。ニコラスが改心したというのも、いまいち信じられない。
この作家さんとはあまり相性がよくないのかもしれません。。。

めぐり逢う四季

4人の作家が、10年後にある宿屋でであうカップルの話とテーマを決めて書いた作品集です。

 

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