黄昏に輝く瞳

ヒロインにべたぼれのヒーローににんまりです。
楽しませていただきました。

17歳のジアナは、学校のあるスイスで出会ったランダル・ベネットに夢中だった。
ロンドンに戻り、母にランダルとの結婚の予定を強気な態度で告げるジアナ。だが、母オーロラはハンサムでひと当たりのよいランダルの本性を見抜いていた。かつて、心のない男に借金のかたに妻として引き取られ、辛い時期を過ごしたオーロラは、いったん結婚してしまえば女性がいかに弱い立場になるかどうかを熟知していた。そしてジアナには同じ罠にはまってほしくないと願い、ローマの友人にジアナに現実を見つめるための経験をさせてもらうようにお願いする。
3か月、ローマで過ごせばランダルとの結婚を許すという母の言葉に、勇んでローマに出かけたジアナだが、そこでの強烈な経験は、ジアナの人生を180度変えることになるのだった。。。

 


おもしろかったです。
コールターはやっぱり好きですね。
一風変わった考えの母と、強烈な人生経験から教訓を学びすぎた娘の関係は、少し大袈裟でしたが、ジレンマとトラウマとでなかなかおもしろかったし。ジアナとアレックスの関係は、まさにコールターらしいという感じの、ヒロインを全面的に包み込むヒーローの包容力、優しさ、ウイットとしゃれの利いた会話、ととてもよかったです。