パンドラの娘 (アイリス・ジョハンセン)

イヴ・ダンカンシリーズの関連作とのことで、読み始めました

アトランタで働く美貌の医師メガン。深夜勤務の帰り道、車に追突され、危うく命を落としかけた。怪我はなかったが、心配する叔父のもとで翌朝を迎えたメガンは、だれもいないはずの場所で他人の囁きや叫び個声など無数の“声なき声”が聞き始める。その夜、突然訪ねてきた、幼いころから知っているニールに、君の能力は母から受け継がれており、母同様命を狙われていると聞かされる。

12年前に殺された母の秘密を知り、鍵となる人物に会うためニールとヨーロッパに飛ぶメガンだったが。

 どこでどうイブ・ダンカンシリーズと絡むのか全然わかりませんでしたが、面白かったです、。

母から受け継いだ力に戸惑いながら受け入れていく様や、完璧すぎるニール、他人なのに肉親以上にメガンを心配するメガンの叔父、ヨーロッパの親戚たちなど、脇役も完璧。敵がイタリア、親戚はヨーロッパとアメリカだけにとどまらないスケール魅力で、夢中で読んでしまいました。

メガンとニールのロマンスもからみつつ、敵との対決を迎えます。

 気になるのは、これまでイブ・ダンカンシリーズは二見書房だったのに、今回のはMIRA文庫なのか。スピン・オフだからと思いたい。