美しき海賊のプリンス

ロマンスというか大河ドラマ。H/Hとも苦労した挙句のクライマックスの幸せなのですが、なんとなくキャラが浮いてて、夢中になりきれませんでした。

 

地中海の島国アセンシオンは700年近くフィオーレ王家によって統治されてきたが、15年前に起こった事件により王家は全滅し、現在は総督と議会によって統治されていた。現総督の娘・アレグラは、貧しい人々や病んだ人々を気に掛ける優しい娘だったが、世の中をよくするためには権力者の妻となりある程度の権力を持たないとという思いから次期総督といわれるドミニコと婚約していた。
ある祭りの夜に、ちょっとした冒険心から城を抜け出し、護衛も付けずに群衆の中に飛び出していった。誰も私だとは、気付かないわ・・
しかし、美しく輝き、道行く人々にきさくに声をかけるアレグラは一目を集めた。特に15年ぶりにアセンシオンに戻った美しい海賊、ラザールはアレグラを見つけ、自分の目的のために利用しようとあとをつけ始めた。それは2人にとって運命の相手であう夜だった。

 
この作品が、処女作だそうですね。
最初のころのヒロインの初々しさ、ヒーローの苦労人の割に軽く感じるあたりが、あー一作目だからかな・・と感じましたね。多くの人が登場する長い話ですが、いまいちロマンス+ファンタジー+大河ドラマをたしてしまったような、まとまりのなさがあるような、ないような。。。
おもしろかったのですが、あまりのめり込めなかったです。