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眠れる竜

大好きな作家さんの大好きなドラゴンがヒーローなので、とても楽しみました。

ルーウェリンの孤高な目標のために喜んでわが身を戦いの中においてきたドラゴンは、自分のしてきた数々の過去から自らの幸せは実現しないだろうと漠然とした思いをいただいていた。
ある日、ルーウェリンの城の外壁をよじ登って侵入を図ったものを捕らえたところ、少年かとおもったが実は若い女性だった。その女性、リリーはルーウェリンに会って直接聞きたいことがあるという。
身元の定かでないものと主に合わせるわけにもいかず、一度は牢屋に閉じ込めるが、ルーウェリンに伝えることを約束した。
そしてルーウェリンにリリーのことを話してみたところ、主の反応の何かがドラゴンの中で気になった。結果を伝えようとリリーの元にいってみたところ、ドラゴンが連れていった牢屋にはおらず、隠された牢屋に閉じ込められていた。牢から救出するもすぐにルーウェリンに発見され、主の目はかかわるなとはっきり告げながら、リリーを保護する動きに出た。すぐさま城から連れ出されるリリー。
主の不評を買うことを承知で、遠縁のジリアンに似た女性リリーを自らの保護下に置く必要性を感じたドラゴンは、一人リリーを追いかけるのだが。。。

 前作、前々作でもかなり冷たい感じだったイアン。
みずからの努力で築いた現在の立場に満足しながらも、弱みも見せず人らしい感情さえも見せないかれですが、なぜかリリーに対しては別のようです。お互いに愛を確認する前から俺の女化していてほほえましい。リリーの方は、修道院育ちのわりに度胸が良く怖いもの知らず。世に悪名高いドラゴンでさえもおそれません。でも、イアンを慕うようになってからは、任務に忠実なドラゴンの顔とリリーの恋人であるイアンの顔を見分け、どちらの側面も愛するようになる強い女性だと思いました。

かなり気にいりました。