絶海のサンクチュアリ

レイチェル・リーの本、初めてよみました。
ロマンス小説としては珍しいオカルト?じたてで、どこまでいっちゃうんだろう。。。と少し心配しましたが、無理やりまとまってました。

でも、過去に傷を負った主人公二人には、傷つく経緯で共感するところも多く、なかなか楽しく読みましたよ

マーキーは美しい島で政府に雇われた獣医をしている。この美しい島で政府の給与によって動物たちをみることによって、手術代を払えないためや育てられない子犬を安楽死させる不愉快な仕事はしなくていい。そして相棒でハスキー犬を父に狼を母にもつケイトーとものんびりと過ごせる。

 

島で一人の男性がなくなった。60歳は超えていたがいたって健康で、来週から船旅に出かける予定の元気あふれる老人だった。当初、心臓麻痺だと思っていた島の外科医、デクランは解剖しようとして、無残に変形した遺体を見つけ、伝染病の恐れがあることから島を封鎖する。
遺体は今まで誰もみたことがない状態で中から内側から溶けていた。
翌日は遺体の妻がなくなり、そして島に住む犬たちが突然神経症の皮膚疾患を患う。
伝染病なのか?それともただの偶然なのか。
望まぬままに巻き込まれながら、マーキー、デクラン、ケイトーは不可解な事象を目撃する。
野生の勘を働かせ、マーキーを守ろうとするケイトー、妹よりは弱いが予知能力を持ち、何かに感応するマーキー。アイルランド系の祖先の導きと一度は捨てた信仰を取りもどし、何かに導かれるデクラン。2人と1匹はなぞの核心にせまっていく。

75%位狼のケイトーは準主役です。
結構、無理やりのエンディングですが、途中まではオカルト+謎解きでおもしろかったです。
過去の傷に臆病になり、極端に臆病で、お互いに何度も引きまくる2人もなかなかよかったし。
期待してたよりもおもしろかったです