運命を告げる恋人

永遠なる時の恋人から半年以上。。。待ちました!
とはいいながら、実は原書でよんでしまいました。待ち切れずに。
でも何度よんでも面白い今作。途中Zのつらさと幸せに一緒に涙する、お気に入りです。
Zに幸せが来て本当によかった!

轢かれていたヴァンパイア貴族の女性ベラがレッサーにさらわれてから6週間がたった。いつものレッサーの行動から考えると拷問の末に殺されていると考えられていたが、Zが眠ることも食べることもできずにレッサーをおい、ベラの行方を追っていた。
ベラを養うために誘拐された男性ヴァンパイアが逃亡に成功したことで、事態は急転する。
Zは危険を帰りみず、ベラの救出に向かい、慎重に隠され、罠が掛けられて守られているオリの中からベラを救出した。救出したとたん、自分の女を取り戻した!という安堵を二度と離したくないという欲求から兄弟団の屋敷の自分の部屋につれてかえり、看病する。
目覚める前からZの存在を感じ取り、Zを求めていたベラはZのすべてを求めた。自分を養うこと、そばにいてくれること、抱きしてくれること。過去の血隷時代の残虐行為の結果、そのすべてに拒否反応を占めすZだった。Zは汚れている自分ではなく、フュアリーをベラの元に送るが、ベラが求めているのはZただ一人だった。
Zは過去の呪縛と戦いながらも、自分が恋し、愛を感じ始めている女性のために、文字通りすべてをささげるのだが。。。

 


自分は汚いと信じ、自分からベラを遠ざけようとするZ。ベラにひかれながらも禁欲の誓いを立てていることもあり、ベラになかなか近付けないフュアリー。Zしか見えないベラ。3人が絶妙にからみあいます。
Zが邪悪な自分からベラを守ろうとすればするほど、べらは一歩進んでくる。フュアリーはいらいらし、焼きもちを焼いたりする。今回は、戦士たちも非常に人間らしい感情をむきだしにしてますね。

ある運命のいたずらから誘拐されたZも残されたフュアリーもつらい思いをしてきました。今回、ベラ救出とそのアヴァンジにより2人はお互いの存在の重さを再認識し、やっと過去から一歩踏み出すことができたのではないでしょうか?アヴェンジ後の病院で2人一緒に寝る姿には、ほほえましい感じもしました。

そしてその2カ月後。。。。うーーーん!!!Zが初めて幸せと思えたなんて!すっごくうれっしい!
過去を乗り越え、ベラと幸せに歩きだしたZの活躍に今後も期待です!