ハイランドの騎士に魅せられて

おもしろかったです。
ヒロインにメロメロヒーロー、しかも親にうとまれた孤独なタイプ。。。っていいですよねえ。

10人兄弟の末っ子ジェイミーは、母の命と引き換えにこの世に生を受けた。大きすぎて、母親が耐えれれなかったのだ。その母を溺愛していた父はジェイミーンの顔を見ることさえも避けている。
そんなさみしい少年にとって、頼れるものは9人の兄弟だけだった。

すでに騎士として身を立て、他の氏族に仕えていても、兄弟から遠く離れていてもジェイミーにとってはかけがえのない家族だったが、故郷からの久し振りの便りは世にも恐ろしく悲しい知らせだった。9人の兄弟が一度になくなったというのだ。そのため、ジェイミーは故郷に戻り父の手伝いをし、クランを助け、結婚しなければならなかった。なにしろ、ジェイミーだけがたったひとりの後継ぎなのだから。。

 父に喜ばれるだどうか。。兄弟亡きあと、どうやっていけばよいのだろうか。。故郷にたどりつく前夜森にいたジェイミーは期待と不安を持ちながら故郷にむかっていた。湖の近くにたどりついたとき、そこには妖精のような美しい女性がいた。一目で強烈に魅かれるジェイミー。
だが、彼には男のようにたくましくひげなどもはやす一家の娘との結婚が決まっていた。ジェイミーは祈った、どうか婚約者が妖精の少しでも美しさをもっていてくれれば。。と。
ジェイミーは知らなかった。その妖精こそがジェイミーの婚約者であると。

ジェイミーがメロメロにアヴリーヌに魅かれていくところや、本当に大事にしていて、小さく華奢なアヴリーヌを自分が壊してしまうのではないかと恐怖に感じているところはほほえましかったです。
嫉妬したり、心配したり、でも結局はお互いに夢中は2人の関係は好きでした。
が、二人の父親、兄弟、姉などは、いまいち世界がズレていて、なんか違和感が。。
どの辺がパラノーマルなのか。。。いまいちわからず。。何しろほら、スコットランドってそういう魔法じみたお話がごろごろしてるでないですか。。なので、今回のも普通に読んでしまいました。