危険すぎる恋人

おもしろかったです。
エッチでテンポがよく、好きな感じのストーリーでした。

雪の中の事故で両親を亡くし、その事故で重傷を負った弟を3年間看病しつづけ、みとったキャロライン。かつては裕福で光り輝く生活があり、クリスマスには多くの客を迎え、楽しみ、歌って踊っていた。今のキャロラインは一人で、自身の経営する書店で最後のクリスマスショッパーが来ないかと、嵐のなかをまっている孤独な女性だった。しかも、両親の負債と弟のけがの治療のためにかかった借金を独りで背負い、店と生まれ育った家以外持つものはすくなかった。
そこへ荒っぽい雰囲気の大柄な男性が現れ、へやを貸してくれ、と申し出る。一瞬、大柄な男性に恐怖を覚えたが、裕福そうでないその姿と優しくどこか懐かしいまなざしに”イエス”と答えてしまう。
なぜなら、一人ぼっちのクリスマスを過ごしたくないから。。
だが、その男性ジャックはさまざまな秘密を隠し、人生の恩返しが終わった今、人生の出発点にもどってきたのだった。唯一の心残りだったキャロラインの人生を見守るために。。。

 優秀な戦士でビジネスマン。でも思い続けるのは10年以上まえからキャロライン一人!
この一途さが大好きです。
ジャックの冷徹だけどキャロラインのこととなるとメロメロになってしまうところに、辛い時代に唯一手を差し伸べてくれたキャロラインへの感謝と敬愛が感じられました。
キャロラインの方もあっという間にジャックに入れ込んでいって、びっくりしちゃいますけどね。
ろまんさいだからよいのです。

サスペンス。。というには物足りたけど、ロマンスだけで充分楽しめました。