熱い風の廃墟

新シリーズの嗜好を変えたスタートはとてもおもしろかったです。
戦争という残酷で非人間的な非日常で、結構日常的な恋愛で、そのギャップもおもしろかったです。

優秀なハッカーで、エージェンシーのサポートスタッフのテスは、ある事件をきっかけにエージェントのジミーと関係を持つ。その夜の彼の様子から、2人は一夜だけの関係でなく、かけがえないものを共有したのだ、と思っていたが翌朝そそくさと消えたジミーとその後まったく連絡とれない彼に、残念な思いをいただいていた。
そして数度目かの現地エージェントへの転属を却下されたテスはさっさとエージェンシーをやめて、トム・パオレッティが初めた会社に参加することになる、トムは言った。ちょうど人材を必要とするプロジェクトがあると。。テスはこれでやっとエージェントとして現地に出かけられる、と思いトムの会議室に現れた。そこで待っていたのはデッカーと彼の相棒のジミーだった。

 ジミーの複雑さか味噌ですね。
普通ではありえない男性。そして将来を約束して、自分を信用してくれるわけもないような男性を愛してしまったテスは、本当に大変。何度も心を痛めながら、でもジミーはテスから離れていることができず、それがさらにテスを傷つけたりします。
でも、そのもどかしさと危うさが良いのですよね。
シリーズの転換期に当たり、脇役も今後の話が展開していきそうな人ばかりだし。。。。
おもしろかったです