許される嘘

ここ最近、ヒストリカルばかり!
コンテンポラリーもよみたい!!と読んでみました。?正確にはコンテンポラリーではないけれど・・・・
私的にあたりはずれの激しいクレンツ。今回はあたりでした。

ランク付けされた超能力をもつ人々で組織されたアーケイン・ソサエティはある種の上流階級として栄えていた。そんな裕福なアリゾナの実業家、アーチャー・グレイズブルックの元で極秘調査についていたコンサリタントのジェイクは、アーチャーの不義によって生まれたクレア・ランカスターの登場に今まで感じたことのない興奮を感じた。調査結果によれば、クレアはレベル10の能力者、しかも嘘を見抜く力のある人間嘘発見器だ。8か月前に、アーチャーの正妻の娘エリザベスと知り合い、彼女と行動をともにし、エリザベスが結婚から抜け出す手助けをした。その直後、エリザベスの夫の遺体の第一発見者となった。さまざまな憶測が飛び交ったが、決定的な証拠はなく、その後クレアは生活の場であるサンフランシスコに戻っていたのだが。。。
ジェイクのハンターとしての本能がざわめきだし・・・

 


いい感じのいい加減さのあるヒロインで、前向きで、嘘発見器の割にはあっけらかん!と嘘をつくし。なんともおもしろい存在。対するヒーローも、優秀な割にヒロインにめろめろになって少し後手に回り気味。でも、そういう隙が生まれるから事件が生まれて話が前に進むわけなので、必然的な出来事としておもしろかったです。
基本的にあまり悪人はおらず、みんなが誰かを大切に思ってやったことの裏返しだったりして、いろいろと事件のある割にはほのぼのしたまとまりです。
この独自の世界、、、続くんでしょうか?
結構たのしめたので、続いてほしいような気がします。
エリザベスやファロンはどうなっていくのか?
楽しみです~