伯爵の結婚までの十二の難業

 

放蕩者として何人もの女性と付き合ってきたトレント伯爵は、ある日ふと気づいた。何年も社交界で一緒に過ごしたパンドラ・エフィエントこそ自分の理想の妻だと。デビュタントのころはういういしすぎて近寄りがたかったパンドラも、数々のスキャンダルや、じゃじゃ馬と呼ばれる常識を打ち崩した日々の行いのせいで、退屈とは縁遠い成熟した女性に成長していた。退屈以外の妻こそ、トレント伯爵ことマックスの求めるもの。さっそく求婚するマックスに、パンドラは世にも奇妙な賭けを持ちかけた。
神話で名高いヘラクレスの十二の難業を達成できたら結婚してもよい、というものだった。

 
まあ、何年も顔見知りでありながら、急に迫ってきたら誰だって引きますよね。
ただそれがパンドラ・エフィエントだと引き具合が半端じゃないというだけでね。
パンドラは複雑なのか幼稚なのかわかりませんが、
プライドも高く両親のような愛にあふtれた結婚をしたいのに、好きな人に好きといえない女性です。
スキといえないのも、自分がきらわれていたらどうしよう。。とかぐじぐじ悩んで聞けないので、なんかちょっとがっかりでした。無理でもマックスを遠ざけようとするのもちょっとやりすぎに感じて。。。
ヒロインに協調できないので、お話もいまいち乗りきれず。
でも、ヒーローのマックスはかっこいいですよ!こんなに気のきく男性いないってば!ってくらい、良く気が回りますね。