誇り高き騎士

前作終了後あまり時間が立っていないので、前作のヒロインはまだ出産前!!
前回の登場人物もでてきて続きものってそういうところがいいよな~って思います

キャトリンは弟が留守のなか、少人数の護衛しか付けずにジリアンの出産のために出発した。不安もあったが新人のお付きが自信たっぷり安全を保障したので出発したのだったが、強盗に襲われ、新人のお付きとキャトリンをのぞいて全員が殺された。キャトリンは助けを呼ぶためとして新人君を逃がし、自ら剣を持って抵抗し、背中に矢を何本を打たれて倒れた。

ニコラス・タルボット卿はジョン王の意味のない命令のために旅路を急いでいたが、偶然族に襲われた一行を助けようとして自らも瀕死の重傷を負ってしまう。痛む体をおさえながらあたりを確認するとレディ・キャトリンと彼女の巨大な犬が負傷していることに気づき、1人と一匹を救出し、なんとか助けようとする。途中、安全な洞窟で応急措置がしたが、熱をだしキャトリンのためにニコラスは長らく戻っていなかった自らの領地に足を向けるのだった。

 
ニコラスは前作でもキャトリンにかなり魅かれていて、無理やりキスしたり、抱きしめたりしていて、でも感情を表にださないせいで何を考えているのかわかりませんでした。キャトリンも、正直やな感じのわがまま娘って感じでイメージよくなかったのですが、まあ、それなりの理由もありなっとくいったかな。お互い反発しながらも引かれていく様や、ずーっと傭兵として生きてきたニコラスは「自分は貴族のレディにはふさわしくない」と思い、キャトリンは「人にやさしくできないし、汚されてしまった自分はニコラスにふさわしくない」とお互いにひき気味なのに、ひけないところがよいです。
ニコラスくらいに辛抱強く、優しく、変わった好みの人なら、気がつよいヒロインはころっといきます。
いや~。大人のヒーローっていいですね