裏切りのダイヤモンド

面白かったです。

こういういい男があふれる世の中を期待します。

やり手の金融コンサルタントである夫リチャードが亡くなった。一目ぼれ同然のかけおちのような結婚で、一人で出掛けていた出張先でなくなった。残されたシェルビーには3歳の娘と30万ドルの借金。破産の準備をしていくにつれ、わかったのはリチャードはシェルビーのしっていると思っていた男ではなかったこと。リチャードは、嘘つきで、そしてたぶんリチャードという名前も嘘だったに違いない。保険、指輪、家の財産、すべてがうそ・・・

なんとかできる限りの整理をしたシェルビーは実家に帰ることにした。懐かしい実家では、医者の父、美容院を営む祖母と母。警官の兄がいて、シェルビーを歓迎してくれる。実家に帰ると期待していなかった幼馴染との友好も少しずつ再開し、シェルビーは地に足がついた生活を満喫し、気分も落ち着いてきた。

親友エマ・ケイトのボーイフレンドの共同経営者のグリフは、一目見たときからシェルビーに惹かれていった。シェルビーの美しさ、強さ、そしてシェルビーの娘のキュートさをいつくしみ、時間をかけて待つグリフ。シェルビーもなんとなくグリフに惹かれていく。何よりもかれは娘に優しい。

 

そんな中、シェルビーの町にリチャードの妻を名乗る女性がやってくるが、しばらくして死体で見つかる。

またリチャードの事件が追い引いて、この静かな街もまきこまれていくのか。。。気が気でないシェルビー。

 

グリフのような男性がほしー・・・・理想的ですよね。

シングルマザーに対し、子供にやさしい男は危険です。

若く、世間知らずだったシェルビー。いろいろ失敗し、傷をおい、でも立ち上がろうとする娘に、親であったら、結構苦しいだろうな、という気にさせられました。

最後のほうは結構期待通りでしたが、相変わらず、家族の温かみ、食事のおいしさ、人として人と関わりあう喜びを感じさせてくれる上下巻でした。