永遠を探す王女

末っ子でたくましいエイミーのお話です。
うーん。。。このシリーズはいまいち。。。ないような気がします。でも次も出たらよみますけどね(笑

 ボーモンターニュの第三王女エイミーはデボン州の小島に流れ着き、島民の家でつましく暮らしていた。9歳で国を追われて以来、姉クラリスと美容クリームを売りながら放浪生活を送っていたが、祖国に帰る夢を捨てない姉に嫌気が差し、新たな人生を求めて逃げだしたのだ。

そのエイミーに救いの手を差し伸べたのが、親切な島の人々だった。彼らは貧しかった。というのも、傲慢な領主ノースクリフ侯爵に搾取されているせいだ。生来の正義感が頭をもたげ、エイミーは突飛な計画を思いつく-―侯爵の誘拐だ!

はっきり言って王女って感じは無いヒロインでした。
物腰が、とか気品がとは作中の表現ででてきていましたが、読み取れません。
自分の気持ちにそってまっすぐに生きるヒロインはある意味で気持ちよい女性ですが、国への責任、家族への責任という意味では、少し自分かってすぎる点があるのかもしれません。
自分の行動に対してせきになは取ろうとしていますが、置いてきた姉に対する後悔もなく、自分の将来に対する考えは国のために結婚させられるのはいや!みたいな。。
対するヒーローも、父親が警戒していた叔父にすべて任せておいて、実はだまされていたことに気づくなんて、少しおまぬけな気がしました。
自分でしっかり管理しないといけないよねえから~。だから貴族は無能っていわれちゃうんだよねえ~。
なのに、誘拐から脱してからは、いかにも自分が偉いような、振る舞いが多く、まあ、それはエイミーとの間のこともあるので、2人の力関係の問題なのかもしれませんが。その後にはエイミーとまんまと結婚しておきながら、エイミーの姉妹での扱いについて激怒し、出て行け!とまでいってしまいます。

お似合いな2人かもしれませんが、読んでると疲れました。