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情熱の炎に捧げて

前半、結構退屈でしたは、後半で楽しめました

 

 

 スコットランドの貴族であるグレンガスク公爵ラナルフの妹ロウィナは、母の親友の娘ジェニーと長らく文通を続けていた。

今回、自分の社交界デビューを、ロンドンではなくスコットランドだけで行うという兄、ラナルフの意見に賛成できず、自分の将来を切り開くために?単身ロンドンのジェニーのところにやってきたのだった。

ジェニーの父、ヘスと伯爵夫妻と姉のシャーロットに温かく迎えられ、ロンドンに来てよかった、と思った途端、ラナルフが自分を追いかけてやってきた。

背丈も肩幅もそびえたつほどに大きく、印象的なブルーの目をしたスコットランドの戦士は、ロウィナをただちに連れて帰るつもりでやってきたが、理路整然と反論し、ラナルフをやり込めるシャーロットにある意味負けて、しばらくの間ロンドンにとどまることにする。

スコットランドの争いの絶えない地で、15歳のころから一族をまとめてきたラナルフにとって、シャーロットは頭にくる存在であったが、同時に忘れられない存在にもなった。母はイングランド出身であったが、スコットランドに土地だけをもつイングランドの貴族を軽蔑していたため、イングランドの貴族についての知識が乏しい。無理やりロウィナを連れて帰ると逆効果!というシャーロットの意見も一理ある、とロンドンでも自分の基盤を作りだす。

 

同じくシャーロットも、野蛮で礼儀知らずすぐに力で解決したがるラナルフが気になってしかなかった。社交界デビュー後、ハンサムな男性と婚約したのに、決闘で命を落とすという悲劇があってから、暴力的な男性や力に訴える男性は避けるようにしていたのに。。。妹思いで、シャーロットの言葉にも、いったん腹を立てながらも聞き、行動に移すラナルフに惹かれていく。

そんな中、ロンドンのラナルフの館で放火と思われる火事があり、ラナルフの部族の敵が背後で動いているような気配があり・・・

 

シャーロットはかなりまじめで女性で、頭もよく、自分の意見ももってるしっかりした25歳の女性です。自分的には婚約者を決闘で亡くしたことから、暴力に訴えない人と結ばれたいと思いつつ、妹とロウィナをみていると自分が結構年をとったことも自覚していて、どうしようかな。と少し悩んでいるかんじ。とはいっても、露骨にラナルフから愛人関係を持ちかけられると躊躇する、育ちの良さと結婚へのあこがれが持ち続けているところもあります。でも、ラナルフに惹かれ、恋人同士になってからは、自分はロンドンを離れて彼の土地で暮らせるのか。。争いの絶えない地で生きていけるのか。。なんて結構まじめに考えています。ラナルフも、頭かたそうに見えて、シャーロットの意見を尊重し、妹を大事にする家族思いの男性で、口に出さないけどいろいろ考えるタイプですね。

 

最初は勢いのあったウィニーも後半は自分のことだけでなく、家族のことを考えるようになったり、ラナルフの二人の弟など、結構いいキャラがいたので、このままシリーズになるのかなと思いますが、彼らがだれと結ばれるか楽しみですね。