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花嫁の嘘は愛のあやまち

ロンドンでもっともすばらしい愛人たちシリーズの2番目です。

 

今回は1作目で兄嫁クレアに手をだした、といって兄弟から怒られていた、ちゃらんぽらんなスティーブンがヒーローです。前作で、兄弟が将校の身分を買ってくれ兵士として戦争に出発するところが書かれていましたが、戦争後のお話になります。ここまで変わってしまうとは。。

 マーシー・ドーソンは、看護師して経験をつみ、何年も戦場で従軍看護師として何人もの兵士を救い、見送ってきた。今は乳飲み児を抱え、子供の父親の実家にやってきていた。子供の父親のスティーブンとは戦場で一緒だったが、彼が亡くなったという知らせを聞き、ご家族に彼の子供を合わせにやってきたのだが、

そこに現れたのは、なくなったはずのスティーブンだった。

慌てるマーシー。子供のジョンは間違いなくスティーブンの子だが、そしてマーシーはジョンの母であるが、本当のスティーブンならば過去の経緯も覚えているはず。。。

だが、スティーブンは戦争で命だけは助かったが、頭に負った傷のせいで数年間の記憶を失っていた。ステぃーブンは、自分の子を産んだ特別な女性であるマーシーでさえ、過去の記憶を呼び起こさないことに絶望しながら、新たにしった人間的魅力にあふれるマーシーとの結婚を進めていく。お互いに、人には言えぬ悪夢にうなされながら、お互いを慰めあう。スティーブンは、やっと人生の先をみれるようになった、マーシーのおかげで。でも、家の中で奇妙なことに、物がなくなる事件が重なり。。。

 

切ないです。

戦争の悲惨さを、攻撃する側、攻撃するものをささえる側から書いていて、マーシーのスティーブンそれぞれの悪夢がなまなましい。

マーシーの生真面目でまっすぐなところに惹かれたスティーブンは、幸せものですよね。以前の彼なら、

面倒だと思って近寄らなかっただろうという女性ですが、辛苦を経験しつくしたスティーブンにはマーシーはぴいたりだったのでしょう。

いろいろあって、結婚以上の絆で結ばれた二人は、とてもほほえましいカップルだと思いました。

 

今回も大活躍な末弟エイズリー、母のテッサとその愛人レオ。

苦境に陥るマーシーを影に表に支えていきます。みんながマーシーがスティーブンを救ってくれると信じてるみたい。いい家族ですね。