求婚と誘惑のあいだ

20代で未亡人となったジリアンは、アメリカにわたって財をなした叔父の遺産を相続するため、偽装結婚することを思いつく。親友の男性2人に作ってもらったリスト(望ましい結婚相手?)にいた男性を招待し、見極め、その中でも唯一ハンサムな、シェルブルック伯爵に、取引のような求婚を申し出る。
一方、シェルブルック伯爵ことリチャードは、父の作った借金を清算するために奔走する毎日を送り、かつては放蕩者として知られた姿は、すっかり鳴りをひそめていた。世の偽った画家の名をかたり、寝食忘れて絵を描き、売って家族をなんとか養ってきた。だがそこへジリアンの申し入れ。結婚さえすれば、相当な財産が手に入る。魅力的。だが、そこでリチャードのプライドが立ち上がった。
結婚しても手も握れない、一緒にベッドも入れない妻ではいやだ。自分を求めてくれない妻では意味はない。と。

 
妙に打算的なのに、妙にロマンチックな2人。
いい勝負です。
でもいつでも女性のが上手なんだよねえ。。