めぐり逢う四季

4人の作家が、10年後にある宿屋でであうカップルの話とテーマを決めて書いた作品集です。

 

 
ステファニー・ローレンス(ローグ・ジェラードの陥落)
個人的には、この話は一番好きでした。
包容力があり、やっと運命の人に気づいたヒーローと、いつまでもヒーロー以上の人に出会えないヒロイン。
妹のためにある放蕩ものの屋敷に入り込もうとしますが、そこをヒーローに見つかり、協力して奪回することに。
10年前の淡い恋が10年後本物に恋になる。素敵な話でした。


メアリ・バログ(魅せられて)
10年を経てであった2人は一時夫婦だった。
親の反対を押し切って駆け落ち結婚した2人は、男爵と無職のいかず後家として出会う。
馬車の故障のために、足を止められた2人は夫婦として行動し、話すうちに、2人の関係が故意に破壊されたことを知る。10年間一緒であれば。。。と後悔がほろ苦くって、とてもよい感じでした。


ジャッキー・ダレサンドロ(オンリーユー)
それなりに面白かったのですが、幼い恋の延長で、このままうまくいくのか不安なカップルでした。

キャンディス・ハーン(これからずっと)
娼婦作品が続いていたので、あまりたのしめませんでした、。