シャンパンゴールドの妖精

一作目が面白かったこのシリーズ。
読み始めはなかなkのれなかったのですが、1/3くらいからどっぷりと入り込んでしまい、楽しみました。

両親のスキャンダルによって長らく社交界からしめ出されていたローリング姉妹は、独力で学校を開き、自活できるほどの収入を得ることができた。さらに、あたらしく伯爵となり、3姉妹の庇護者になったマーカスがローリング姉妹の長姉アラベラと結婚したことにより、経済的な悩みもなくなり、安定した生活を取り戻すことができた。
だが、次女で絶世の美女と呼ばれるロズリンは、それでは満足してはいなかった。
ぜひとも愛ある結婚をしたい!両親の不仲を見て育ったロズリンは、愛のある結婚により愛にあふれた人生を手にいれたいと思っていた。そのために、高級娼婦の友人にたのんで、娼婦たちがつどうパーティに参加し、男性に愛されるこつを学ぼうとおもっていたところに、最高の恋人と呼ばれるアーデン公爵、ドリューがロズリンに狙いを定め、近づいてきて・・・

 最初は結婚結婚とこだわるドリューにうんざり。
でも、ロザリンへの思いの真剣度がつのってからは、愛とか関係なしに、結婚にむかってまっしぐらな単細胞さ加減がよかったです。最後はメロメロになってしまうしね。
そして今回もレディ・フリーマントルは光ってました。
育ちが悪くてお金持ちで、夫にも自分が望むほどには愛されなかったけれど、とてもいい人って設定もいいけど、今回は夫の私生児の面倒もみようとします。まねできませんよねえ。。
そんな裏切られた結果のレディ・フリーマントルの、それでも幸せそうな姿は、ロザリンよりドリューの結婚に対する考えを替えてきます。
そういう、成長部分もおもしろかったです。
リリーの動向もすごくきになりました。