危険なエクスタシーの代償

最初は、いろんなデーモンが理解できずにいましたが、だんだんわかってくるとおもしろい!!とあっという間に読んでしまいました。
この物凄いデーモンワールド。。早く続編読みたいです。

デーモンを狩るNGO集団、イージスの戦士=スレイヤーであるテイラはデーモンとの戦いに傷つき、うっかりしたことからデーモン専門の病院に運ばれた。スレイヤーなど殺してしまえ!という同胞、兄弟の意見をよそに、テイラを助けるデーモンの医者イードロン。デーモンの中でも女性を誘惑する、快楽主義なセイサスデーモンにして司法を守るデーモンに育てられた変り種だ。彼は自分自身の生命危機と人生ターニングポイントに達しており、十分に悩み多い日々だったが、そこに情熱的で生命力あふれるテイラと、テイラとともにやってきたデーモンの臓器売買の問題が発生してくる。
テイラも、ただ一人の肉親である母をデーモンに惨殺されたことからスレイヤーとして闘ってきたが、自分が闘ってきたものが何だったのかを知らなかったことに気づき、常に冷静なイードロンに魅かれていく。
だが、デーモンの臓器売買は意外なほど広範囲なネットワークを展開しており、秘密をさぐるテイラにも危険がせまっていた。

 


最初は、辞典が欲しくなりました。
いろいろな種類のデーモンがいて、いろいろな特質がある。
本当に独自な世界です。
その世界になじむまでは少し時間を要しましたが、入り込んでしまうと、それぞれのキャラがとても生き生きとして、おもしろいz!!それぞれ悩みを抱えながら、生きようともがいている姿は、共感できます。イードロンとテイラの恋愛は、ホットですが、禁断の恋愛はいったいどこへいきつくのかと思うと、刹那的になるのもある意味納得。最後は丸くおさまってよかった。