ヴァイキングと白夜の乙女

大好きなコールターの大好きなヴァイキングもののはずですが。。。

裕福な毛皮商人の娘ザラベスは、ヴァイキングのマグヌスと出会い恋に落ちる。
しかし、ザラベスを手放したくない継父は、ザラベスの妹、継父の虐待により耳が聞こえなくなり、ザラベスしか頼るすべを知らない娘を材料に、ザラベスと自分自身の婚姻を了承させる。
一目あったときからマグヌスとは絆を感じていただけに、彼に別れを告げるのは身を引き裂かれるような気分だったが、それからすぐに継父がなくなり、容疑がザラベスに掛けられたことにより、ザラベスの人生は急降下していくにだったが。。。

 
そこに行きつくまでのあれこれは別にしても、マグヌスがストレートな愛情表現をしないところがもどかしかったですね。物凄く執着してるのに、そっけなく扱い、ザラベスが冷たく答えれば内心傷つき、温かく微笑んでくれれば、うれしくなり。。。でもそれをザラベスにも表現しようとしない。。
それに対するザラベスも、愛情というか運命に対するあきらめからマグヌスとのつながりを受け入れるところが、なんかいまいち。こんな設定では無理があるのでしょうが、多少の愛着と執着により、結びついてほしかったなあ。こういう包容力あって頼りになるヒーローには、多少腹立てても、包み込むような部分もみせてほしいな~。
それなのに、最後になると愛情あふれンばかりの家族っぽいところなんか出てきて。。。。少しなんだかなぁ~って感じでしたね。
全体的にはおもしろかったので、少し残念でした。