もう一度恋をしたくて

19世紀のお話です。
H/Hとも好きでした。よかったです!

元貴族でありながら資本家の平民と結婚したことにより社交界から締め出された母親に、幼いころから公爵と結婚することを刷り込まれたジジは、自らの魅力よりも戦略と財産により公爵と結婚する寸前までたどり着いた。しかし、結婚まで2週間のところで婚約者が亡くなり、計画がすべて白紙に戻ってしまう。
そんなときに、婚約者のいとこ、将来は公爵位を継いだ父のあとを継いで公爵になるはずのキャムデンと出会う。貴族なのに貴族らしくない聡明さと男らしさにジジは急激に魅かれる。何としても公爵と結婚しなければ気が狂いそうなほどうるさく母に責められるのがわかっているジジは、キャムデンに契約結婚を申し込むが、キャムデンは結婚を約束した女性がいるから、とすげなく断る。だがキャムデンの婚約者をいっており、彼女に猛烈に嫉妬し、目的のためには手段を選ばないジジは、侯爵位だけで無くキャムデンをなんとしても手にいれるために、あるたくらみを仕掛ける。

 
ジジのたくらみがうまくいき、2人は結婚するが、結婚してすぐに、ジジがやったことにきずいたキャムデンは、新婚のジジをおいて一人アメリカに旅立った行くのだった、。。。。
逃げるキャムデン、追うジジ。愛をつなぎとめるために行動を起こしたジジだったが、キャムデンの拒絶は徹底したおり、ジジも時とともに諦めるようになっていく。
それから、10年がたち疎遠ながらうまく体裁を保っている夫婦の筆頭として見られていたジジとキャムデンだが、ジジが婚姻無効申し立てをしたことにより、キャムデンがイギリスにもどってきた。

どっちもどっちですね。
ジジの行動力と策略も素晴らしいし、男としてのプライドと聡明さによりジジのもくろみ通りに進めるわけにいかなかったキャムデン。なのに、お互いに素直になれなかたったりして、回り道だらけだけれど、最後にはちゃんとお互いの元にもどれて本当によかったです。