銀の慟哭

読み始めてしばらくしてから、しまった~と思いました。
おもしろい!シリーズの最初から読めばよかった!って。
でも、過去の話にも結構触れてくれるのでとっつきやすかったな。
キリアンとイザベルのやり取りが好きでした

氷の女王としてスパイ界で有名なマダム・ランバート。今回の任務では彼女自らが現地にはいることになった。年齢不詳で50歳にも20歳にも見え、感情を完璧にコントロールでき、優秀なスパイであるマダム・ランバートだったが、彼女にも忘れられない過去がった。自分を利用し、滅ぼした男。
今回の使命として、英国に連れて帰る男の写真を見たとき、13年前に愛した男の顔にびっくりした。なぜなら、彼は私が殺したはずだから。。

 
過去のエピソードを混ぜながら、現在の激しくみ地道なスパイ活動に話がたんたんとのってるところと、ひきつけあわずにいられないキリアンとイザベルの関係の話のバランスに、大満足です。
過去の男と思いながら忘れられずにいたイザベル。13年間、常にイザベルの動向を把握し、見守ってきたキリアン。2人の関係が敵同士であるが故にイザベルは苦悩します。でも、意外な真実が。。。
おもしろかったので、前作も見つけてよんでみようかな。と思います。