嵐の丘での誓い

個人的にはすごく好きでした!
いまどき珍しい?ヒロインのぞっこんなのに、うまく気持ちを伝えられないヒーローと、ヒーローにひかれながらも男性不信から正面から好きといえない不器用ヒロイン。
つぼでした

 

21歳の駆け出しの舞台女優、ブレンダは一人で姉の息子を育てるシングルマザー。ある日、演劇の恩師の紹介で、映画界のカリスマ、マイケル・ドノヴァンのオーディションを受けにいくが、うまくいったはずなのに、マイケル・ドノヴァンのこき下ろされ、逆上して帰ってきたブレンダ。
だが、その日の舞台に、多忙なドノヴァンが訪れ、ブレンダに助演の役を提供すると話しだす。
強烈なカリスマ性と強引な手腕にひかれながらも、生い立ちや姉がたどった道を考えると男性と気軽な関係を結ぶ気にもなれないブレンダだが、女優として独り立ちできるチャンスに、ドノヴァンに反抗したい気持ちを抑え承諾する。
映画の撮影スタジオにたどりつくと、無名の新進女優らしむ扱いが待っていた。そして到着したブレンダを待っていたドノヴァンは、必ずブレンダを手にいれると宣言するのだが。。

 


ヒーローがとにかく強引!
40歳に近いヒーローが21歳の女性に一目ぼれ。しかもヒロインは男性不信。
なんとか慎重に事を進めようとするが、もーつっぱいちゃって、止まらない!って感じですね。
ヒーローがヒロインのメロメロと思って読むと、理解してもらえない哀愁があちこちに漂っているのですが、それがわからなかったら、自分勝手なおやじのも見える。
強烈すぎるヒーローと張り合うには、少し迫力に欠けるヒロインですが、まあ、それもかわいくってよいのではないでしょうか?まもってあげたくなるタイプなのかな。

私的にはとってもたのしめた1冊でした!