危険な恋はプリンスと

これは文句無に面白い!
ヒーローもカッコいいし、もともとのプリンス・チャーミングもグー!
そして自分の天職にめぐり合えずにもがいてもがいて、仕事と愚犬だけが人生の友であるヒロインも最高!

危険な恋はプリンスと (オーロラブックス) | ドナ コーフマン, 大野 晶子 | 本 | Amazon.co.jp

 

ヴァレリーが9歳でヴォーグを見てからあこがれ続けてきたファッション業界。ここで天職を見つけるのがヴァレリーの夢だったが、モデルから始まりあらゆる仕事、様々な会社を経験したがこれ!といった仕事にめぐり合うことができなかった。今度こそは!とグラススリッパの広報担当として張り切って仕事をしていて、今度こそあたしの天職!?と思っていたのに。。。
あたらしく手がけた雑誌の宣伝に今まで姿を表したことのない有名な恋愛コンサルタント、プリンス・チャーミングと契約したのに・。・・・突然のカミングアウトに絶体絶命のピンチになるが、そんなヴァレリーを救うために現れたのは、プリンスに似つかわしくないが野性味あふれる、堕天使のようなハンサムはジャック。どうなっちゃうの!?

 


キャラがとてもいきいきしていて好きです。
ヴァレリーはとても一生懸命で、仕事に徹しようとしているのに、犬にじゃまされたり、おもわるエリックのカミングアウトに巻き込まれたりしながらも許してしまう懐の深い女性ですね。
そしてヒーロー(ジャックもいいけど、エリックもよいのよね)たちもカッコいいだけでなく、とてもいい人です。エリックのカミングアウトに巻き込まれて行く過程の心の動きなど、よく書かれています。
なんか、しっくりくるんですよ。
心情と行動やしぐさがかっちりあって、読んでいて読みやすい。
そして、この展開好き!