運命の首飾りに導かれ

エッジ家の呪シリーズの完結編です。
3作中では一番おもしろかったです

6年生の時から好きだったセリーナのこととなると、いつもの冷静さを保てないダンカン。だが、恩師の必死のテレパシーにより、ダンカンはセリーナのことが気になってしかたない。そんなダンカンの干渉を相変わらずの癇癪と癇癪による制御不能の超能力によりはちゃめちゃに抵抗するセリーナ。
だが、そんな2人と同じく学友だったトレイの3人が評議会のリーダーの選抜試験を受けることになった。お互いと気づかいながらも競い合う2人。
そんな中、世界をまたにかけた超能力者の連続殺人は続く。
また、セリーナのかかわる財団での画期的発明品の科学者にも正体不明の怪しげな存在が接近していて。。。。

 
あっちでもこっちでも火の手があがり、安心する暇もない!って状況ですね。
そんな中、ダンカンとセリーナの2人のすでに20年近くお互いの魅力に屈しないように努力に努力を重ねてきて、でも出会うと噴き出す感情、欲望、独占欲。常にもんもんしてて、読んでるこっちまでおかしくなりそうでした。でも、そこまで抵抗するか?って思うくらいすごい自制心。ダンカンすごい。
2人とも超能力者なので、いままでのような都合のよさが減ってみえて、さらにセリーナのいさぎのよい切れっぷりと癇癪はかえってすっきりする感じでした。
そんなセリーナを常に無視しようとしながらも目が離せず、傍からみれば愛し合ってるとしか見えないのにね~って
状況でも頑張るダンカンはエッジ兄弟の中では特におきにいりになってしまいました。
いや~たのしかった。