憂鬱の城と麗しの花

どの話もどこか常識を逸脱していたこのシリーズ。最後のハナの過去もまた常識を大幅に裏切ってますね。前2作では非常に落ち着いた雰囲気だったハナが、今作にきて別人のようになってますしね。
物足りなさも多少ありましたがおもしろかったです

秀麗家庭教師学院の最後のオーナー・ハナは親友達が結婚し学園を離れたあとも3年間にわたってりっぱに経営をしてきたが、思うところがあってある年配のご婦人のつきそいをするために学園も売り払いランカシャーまでやってきた。伯爵家の老夫人はある古城にすんでいて、雇主となったのは数代前から不幸が続いており、もともとの伯爵家の遠縁だったという今回のレイバーン伯爵は妻殺しのうわさもある寡黙な男性らしい。
気持ちを引き締めて伯爵との初対面に挑んだハナは驚愕する。
レインバーン伯爵ことドゥガルドこそ、ハナの人生における心残りにして最愛の夫、そして一度もハナのことを理解しようとしてはくれなかった愛のない男だった。当時のようなほほえみのなくなったドゥガルド、白髪も目だち表情も厳しい。
途端に今回の仕事がただの偶然ではなかったことを悟るハナ。いったい、何をたくらんでいるの?

 
2人とも頭では2度とお互いに触れない!と誓っているのに夜になると離れていられてないのが、しょうもないなぁ、とおかしいようなあきれるような。なんだかんだいって惚れあってますからね。
サスペンスチックなところはいまいち。。。。な感じでした。

なんだか、前作までのハナのキャラと大きく変わってしまったことに抵抗がありましたね。
少し残念