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その愛に守られて

1997年RITA賞受賞作です。
シークレット・ベイビー物は好きですので、これも結構好きです。

シングルマザーとして12歳のダニーを育てるジェニーの元に、ダニーの交通事故の知らせが入る。ダニーは重症で意識不明。18歳で出産して以来、ダニーとともに成長し、助けあって生きてきたジェニーは悲嘆に暮れる。家族--すべてをコントロールしようとするしっかりものの姉メリリー、フットボール選手になる夢が破れてからというもの酒におぼれやけを起こしている兄マッドの支えの中、必死にダニーに語りかけるジェニーの前に、思いがけない人が現れた。13年前、ひと夏の恋におぼれた相手、ダニーを身ごもったジェニーに中絶費を渡して消えた元恋人ルーク。
ダニーの事故を中心に二人は再度歩み寄り。。。。

 
とても感動しました。
中心はジェニーとルークのロマンスですが、出てくる登場人物それぞれに悩みを抱え、危ういところにいる状態で、ダニーの事故をきっかけに命のはなかさ、今を生きる大切さを思い知り、今を大切にするための行動を起こしていきます。
結構メリリーのことは気にいっちゃいましたね。
つんけんして完璧で人を見下しているようだけど、実は。。というところがお気に入り。

ヒーローとヒロインもよいですよね。
ルークは、運動よりも勉強が得意な細見の静かな男性。ジェニーは朗らかで優しく、かわいいタイプの女性です。13年前の情熱は薄れたけれども、お互いへの想いは消すことができず、再会してやはりこの人がソウルメイトだ!と思うのは素晴らしいことですよね。
ルークは結婚しているけれど、ジェニーに魅かれているからといって離婚をしようともせず、妻の意向に合わせて耐え続けるところは、少し弱い?ずるい感じもしましたけどね、でもだからこそ円満に別れられたのかもと思うと奥さんのことをよくわかっていたのかも。

彼岸の堺をいったりきたりのダニーの思い、悩みは少し現実っぽく、すこしファンタジーのようでしたが、こういうのもたまに良いなっておもいました。