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その唇に触れたくて

デボラ・マーティン名義で書いた初期の作品を、手を加えて再版したそうです。

そういう言われると、少し雰囲気も違うような気もしてくる?

17世紀のロンドン。

医師で準男爵を父にジプシーを母に持つミナ。

母から薬草や治療について学び、ミナ自身も治療師として活躍していた。

ある日、父が王と暗殺しようとした罪で殺されてしまう。身の危険を感じたミナは、自分の死を偽装し、変装して身を隠しながら、父の事件の真相を探ろうとしていた。

そこに、ミナの家の元の持ち主の甥で、死んだと思われていたフォーカム伯爵はやってくる。家の正当な持ち主として住むのだが、フォーカム伯爵ことギャレットは、父の罪を糾弾し、父を殺した本人といわれてた。

父の復讐を心に誓い、情報を求めて街を歩いていたミナは偶然フォーカム伯爵と出会い・・・

  ミナは、最初は自分の身を守るため、後半は王の暗殺をたくらんだ罪人の娘とギャレットが一緒にいることがばれないように、頑なに自分の素性を隠します。でも隠されれば隠されるだけ知りたくなるのが人の情とすれば、ある意味逆効果だったのかもしれませんね。

 

ジプシーの血を引きながら金髪で美しいミナに、ギャレットは執着します。ものすごーく。たぶん、一目ぼれだったんじゃないかってくらいに。たぶんそうなんでしょう。

 ギャレットの叔父の策略を暴きながらミナを守り、殺されたと言われていたがロンドンで幽閉されていてたミナの父の安全も確保するギャレット。これまで忠実に使えていた王の信頼を危うくするような行動も、ミナのためなら取っちゃいます。

いいヒーローです。

ミナには将来的な約束もないまま放置しているのに、ミナの父には結婚の予定とか話しちゃうんですから。