七年後の恋人

短いけど、良かった。短いからよかった。
この話にあったスピード感、もうおわっちゃうの~というなごり惜しい感じ。うまいです!

ある夜、フリー・ライターのマギー・ウィンスロップの元に全裸で血と泥にまみれたの美しい男性が必死の形相でやってくる。危ない人?という危険を感じつつも、どこか懐かしい?恋しさ?に後押しされて話を聞くとその彼、チャンクは7年後の未来からやってきた科学者で、自分が犯した過ちを正すために片道とわかっていながら過去になってきたというのだ。にわかに信じられなかったマギーだが、チャンクがいうことがすべて現実に起こりだし、チャンクを信じざるを得なくなる。そしてチャンクはマギーに7年前の自分を誘惑し、タイムマシンを作らないように仕向けることを頼むのだった。

 
7年間、愛し続けた女性が一度も結ばれることもないままに自分の腕の中で息を引き取る。しかも、自分の犯した過ちの償いのために、彼女が死んでいく。
それを正すために、自分の身を顧みずに過去にやってきたチャンク。
彼のおさえた情熱や優しさ、愛情がところどころにあふれて苦しくなるくらいです。

そしてチャールズ。7年後の自分に嫉妬しながらもマギーを愛さずにいられないチャールズも切なくって素晴らしくいい男です。科学者でもここまでカッコ良くかけてしまうブロックマンはすごい!

同一人物に惚れてるのに、2人いる男性に気持ちをを落ち着かせてもらえないマギーも途中まで、うまかった!けど、最後は二人とも愛してる。。ってなっちゃうから、まあ、それが落ち着きどころかな。
なかなかそこに落ち着くまで自然に感じました。話の展開早いからね。そのせいもあるのかもしれないけどね。

短い話なので、主人公たちしかほとんどでてこないこともあり、集中して読むことができました。
スピード感があり、悪役たちはちょっと物足りないけど、よいのです。ロマンスですから。
すごく気にいりました~。!!