瞳に輝く星

新版ってことで出てますが、ハーレクインでも数回出版しているはず。

牧場主だった父に甘やかされてそだったミシェルは、ハンサムで名家の跡取りの男性と結婚したが、嫉妬深い夫がDVを繰り返すことに命の危険を感じ、夫の両親を脅す形で離婚を成立させ故郷に戻ってきた、しかし、父が破産状態で亡くなり、あちこちに借金を抱えた状態で、カウボーイたちもいない牧場の継続は不可能だったが、牧場以外に何もないはミシェルはなんとか牧場を立て直そうと努力する。
ある日、父の書斎を整理していたところ、隣人で大牧羊主であり、10年以上前からミシェルの気持ちを不安にさせるほどの魅力の持ち主、ジョンから借金をしていた証書がみつかる。これ以上の借金・・・と絶望的な気持ちになるミシェルだが、なんとか調整できないかとジョンに電話をするが。。。

 
最初のジョンの誤解は失礼にもほどがありますが、それ以降のジョンは保護欲の塊とかし、きゃしゃで美しいミシェルを真綿でくるみたいのにくるませてもらえず、イライラします。
でも、父や元夫に人形のように扱われ、苦い思いをしてきたミシェルは他人を信用せず、自分のちからで生きていこうとがんばります。結果は、そこまで自立はできなかったわけですが、心意気はよいヒロインでした。

たくましくセクシーで有能、裕福なヒーローということなし!です。傲慢なのはハワード・ヒーローだから仕方ない?むしろハワード・ヒーローの割には、傲慢度は抑え気味かも。
守りたいヒーローと自立したヒロイン。そのすれ違いもこの二人には情熱を掻き立てる材料になっちゃうんでしょうね。
いつよんでも、ほろっとさせられて、満足いく一冊です