気高き心は海を越えて

キャット・マーティンはすきなのですが。。。。。。。今回はどうにも釈然とせず、だめでした。

19世紀、母が経営していた新聞社を引き継ぎ、さまざまな社会問題などを載せて活躍している女性経営者のクリスタは、自由と自立の間で悩んでいた。新聞に記事を書き、会社を経営していく、当時ではありえないキャリア・ウーマンぶりに満足し、ずっとこのまま活躍していきたい気持ちと、伯爵家の一人娘だった母に代って、結婚して伯爵となる子供をもたねばならない義務と・・・適当な結婚相手はいるけれど、仕事ほど夢中になれない。

ある日、親友と一緒に噂のサーカスを見に行ったクリスタは、見世物にされ、檻にいれられ虐待されていた男性が、父が研究する古代言語を話すのを聞く。とっさに言い返すと男性は驚くと同時に喜びぜひ助けてほしいと懇願する。父の助けを受けて男性を助けると、男性をめんどうみるためにしばらくクリスタの家で面倒をみることになった。
その男性、リーフはヴァイキングの末裔で、その辺の紳士とは異なり筋骨たくましく、率直でチャーミング。そしてクリスタの気持ちをドキドキさせる存在になる。
しかし、族長の長男でいずれは島にもどって一族を統率しなければならないリーフとの結婚はありえない・・と思うクリスタだったが・・・

うーん。
おもしろかったのですが、、なんか結構無理が多い部分もあって。。
まず、文字を持たない文明からきたリーフがいくら賢いからといって数ヶ月で言葉を覚え、文字を覚え、本をすらすら読めたりするものでしょうか?
クリスタに魅かれ、彼女は自分もののだ!と思うのがいいんだけれど、いろいろ事情があって国を離れられないっていってるのに、無理やり・・・・というのも、どうかと。
そしてついにクリスタが折れて結婚を承諾しても、君が不幸だから、と国に連れて帰る。
なんか、とっても自己中心的すぎて、題名と差がありすぎて、引きました。
クリスタが結婚しようとした男性もなんだかな~。だし、愛はないけど、義務はあるから、っていって結婚しようとするクリスタも、????
ドラマチックな展開?っていうんでしょうか・・どーも、いまいちでしたね。

あと2作もあるようなので、そちらに期待。