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愛といつわりの誓い

トレイシー・アン・ウォレン ロマンス

前作の原因をつくった姉の話です。
最初は、結構痛けがさすくらいわがままですが、後半は良くなってたのしくよめました。

双子の妹と入れわかり、公爵との結婚を断ったジーネットはバツとしてアイルランドの親戚のところに行かされた。その途中に場所がぬかるみで動けなくなり助けてくれたのがハンサムな建築家のダラーだった。泥が跳ねあがりジーネットのドレスがめちゃくちゃになったことに大笑いしたダラーに、平民だから仕方ないとはいえ腹立ちを抑えきれないジーネット。もう会うこともないと思っていたのに、ジーネットの親戚の家の修理をしているのが、なんとダラーだった。
そして2人の駆け引きが始まる。
6時には作業を始めたいダラーレディのたしなみだからとかなんとか理由をつくって9時前には作業を始めさせたくないジーネット。はっきりいってジーネットのこの駄々っこぶりにはぶち切れないダラーが聖人に思えました。子供かよ!ってことをさんざんやりつくすジーネット。
そこへ妊娠したい双子の妹がやってきて、完成した親戚の家で舞踏会が開かれた日、ダラーと情熱的に戯れるところを多くの人に見られたジーネットは更なるスキャンダルを避けるために平民のダラーとの結婚に追い込まれてしまう。

そしてたどりついた新居は6部屋しかないコテージで、すべての家事をジーネットがやらなければならず・・・・

 
ジーネットの変貌ぶりはすごいです。人が変わったようになる。
そこまで耐えたダラーもすごい。そして、ああいうジーネットを相手にしながらいつか本当の自分をあいしてくれるんじゃないか、っていうロマンチストぶりがすごい。
普通のロマンス小説にありがちな傲慢ヒーローなら、さっさと見限るようなヒロインなのに、教育しちゃうんだからね。そういうヒーローの肝の据わった教育者ぶりは、かなり高得点だと思います

しかーし、ヒーローのがんばりはよく理解できても、前半のジーネットのわがままブリにはかなりいらいらしました。
そこが読み通せれば面白い話だと思います。