phantom waltz

ケンドリック・コールターの2作目です。

翻訳待てず。。よんでまいました

家業の店番をしていたベサニーは、ハンサムで女子にモテモテのライアン・ケンドリックに出会う。ライアンは感じもよく、ベサニーにデートを申し込む。ベサニーは冷静に自分の車イスを見せ、ライアンの気が変わるのを待つが、ライアンは何も気にせず約束を貫くのだった。
最初のデートから数日、ベサニーはライアンから連絡が来ることはもうないだろうと思っていたが、ライアンは連絡してきて馬の写真をもってきてきれたり、夕食にさそってくれたり・・・・

しかし、下半身不随で人に頼らなければ生きていけず、結婚もセックスも子を持つこともできそうもない26歳の女性は、否が応でも自分を引く付けるライアンとの距離を置こうとする。
ライアンはそんなベサニーに一目ぼれし、彼女にまつわる困難、一緒に暮らした場合の苦労もすべて検討した上で、最終ゴールはベサニーとの結婚と決める。

 

今は友情の絆を強くして2人の関係の基礎を作ることを着々と進めていき、ダンス、車の運転、お風呂、様ざまな困難を回りの人々の優しさに包まればがら超えていく二人・・・・
でも、簡単に結婚には結ぶ付かない・・・・
晴れた日にあなたとも大変だな、と思いますたが、ベサニーの方はもっとひどい。子供を産めない。セックスもまともにできるかどうかわからない。。すべてにおいて他人の力を借りないと生きていけないことから、男性とは一緒に暮らせないと思っています。特にライアン・ケンドリックのように素敵な男性には、いくら養子でも構わないと言いながらも、いつかは気にする日がくるのではないか、と思い悩みます。でもライアンが別の女性を家庭を築くことを考えただけでも、苦しくなるベサニー。


明るく、冗談好きで、良く頭のまわる女性であるだけに、辛さとかストレスとかが明らかになってきます。
でも、ライアンの優しさと包容力は、正直現実的ではな~い!!と思いながらものめりこむくらいにやさしい。
ベサニーにほれ込むライアン。ライアンを支えるライアンの家族は本当に素敵だと思いました。
ベサニーと出会ったすぐのころ、ライアンは看護師の母にベサニーについて相談します。ベサニーというより彼女の体、セックスについてなどです。照れくさいトピックですが、冷静にプロフェッショナルに受け答えするアンには圧倒されました。こんな母になりたい。

そうしてPhantom waltzとはその時アンがいった障害者同士が本来は機能しないはずの機能をつかって愛を交わすことをさすのだそうです。
幾多の困難を乗り越えた二人が手にしたものは、奇跡以外の何者でもないと思います。

とにかく、いい話です。