過去からの殺人者

1人の少年がパーティの夜に殺された。この本は彼に関係していた2人の女性の20年後の、初めて同窓会を開くにあたってのお話です。

 1) クリスティンとロス
ジェイクが殺された夜、パートナーとしてパーティに参加していたのがクリスティン。若くしてなくなったジェイクはクリス ティンの中で美化され、永遠の理想像として生き残っていた。大学時代に結婚したロスとはしばらく前から別居中。離婚の手続きも進んでいる。一人娘は反抗期 で手が付けられない。そんなところへ20年ぶりの同窓会の幹事をやってほしいという話が舞い込む。気のりしないままに準備会に出席するが、その日からクリ スティンのまわりで不審な、気味の悪い出来事が起こり始める。

2)リンゼイとワイアット
ジェイクと長いあいだ付き合っていたリンゼイは、ジェイクが殺された当時妊娠していた。そして最近、子供の声でどうして自分を手放したのかと問い詰めるいたずら電話に悩まされていた。どうして?だれがしっているのか?自分の子を密に産み、養子にだしたことを?

3)レイチェルとディーン
警 察官のレイチェルは業務中のけがにより休暇をとっていた。そこへ高校時代の友人たちからおかしな事象についてきかされ、故郷にもどって調査することにす る。叔父の紹介で出会った未解決事件担当の刑事は、子供のころからさんざんレイチェルをいじめていたが、今はすっかりいい男になったディーンだった。2人 はジェイクの事件と再調査し始めるが。。

サスペンス・・としては少し動機が弱いような。。何も20年またなくっても、って思うのですよね。
ロマンスとしては、どれも中途半端にきれてしまっていて、読んでいて不完全燃焼でした。