その腕のなかで

ルーシー・モンローはハーレクインでもなんでも大好きです。
どーでもいい設定がなぜか違う、ような気がします

しかし、このボディ・ガード シリーズはハーレクインどころでなく猛烈に好きです。
二見さん、3話目を早くだしてください。

テキサス出身で心身女流作家のリズはネメシスというストーカーに悩まされていた。最初はテキサスで。家族に危害が加えられるのを恐れてリズは一人シアトルで孤独に、そして日々ストーカーからのさまざまなメッセージに心身共に疲労しながら暮らしていた。
最近、リズの疎遠さを疑った義理の姉は、実はリズの兄と結婚した自分を嫌ってリズがテキサスに戻ってこないのでは?と兄のジョシュアにリズの様子を見にいくことを頼む。
ジョシュアはリズを一目見るなり異常に気づき、リズを守ろうとボディーガードを申し出る。元凄腕の傭兵であるジョジュアにはリズを守るあてがあり、そして妹の義理の妹として紹介されたときに奇妙なほどにひかれあった炎は消えてはおらず、任務中はセックスはしない、というジョシュアのポリシーもたやすく無視してしまいそうだった。

ジョシュアは仕事仲間のニトロとホットワイヤーを呼び寄せリズの警護にあたる。すぐにリズの部屋には監視カメラが仕掛けられていることが判明し、犯人を油断させるためにもカメラはそのままに、リズはジョシュアに守られて過ごし始める。当然、2人でいる時間は増えていく訳で、できるだけ遠ざけたいとお互いを思っていても否応無しにひかれあっていってしまうのだった。不思議なのは、以前の結婚ではセックスに淡泊だったはずなのに、ジョシュアにはたちまちのうちに燃えあげられてしまう。。リズはストーカーについてはまだ不安でもジョシュアがそばにいることで、以前よりも精神的余裕を持つ。

ストーカーはリズのコンピューターにハッキングして原稿を消したり、以前の結婚のウエディング・ケーキを模したものを送ってきたり、マシーン・ボイスで前回の結婚のリズのこと(特に不妊症のこと)をけなしてみたり、自分のことにあてはめると、ぐっと来ることの連続でパニック起こすのも無理もないよね~。そんなパニック起こしたリズを言葉では抑えられないと判断したジョシュアは体で慰め、あっさり自分をポリシーを捨ててしまうのでした。優しく熱くリズを守るジョシュアに、リズも当然のようにひかれ、ジョシュアへの思いを大きくしていく。
そんな中、ストーカーの魔の手はじょじょに狭められていく。買い物にでかけた車の中であやうく一酸化炭素中毒で命を落としていたかもしれないリズに、ジョシュアは恐怖を感じた。
ニトロとホットワイヤーの調査により、犯人が見え始めていたが、リズの身の安全を優先するジョシュアはニトロと傭兵仲間の女性ジョシーを使った囮作戦を展開し、リズを自分の自宅への極秘裏に運びこむ。
ジョシュアの自宅で2人きりで、二人はさらに絆を深めていく。リズはジョシュアへの愛を自覚し、たまに口にするようになる。しかし、愛の返答は帰らず、むしろ途方にくれるジョシュアがいた。ジョシュアはリズからの愛をうれしがるような、怖いような。。関係の深まりとともに少し二人の関係はぎくしゃくする。そして、いよいよネメシスをとられる時がやってきて。

 
ジョシュアがすっごくかっこいい!
ネメシスも、途中はすごくいやらしいタイプのストーカーで、こういうのに付きまとわれたら、最高にいやだなぁ~、と思うしつこさ?いやらしさ?があって、程よい感じに危機感もあるし、傭兵としての自分の仕事を楽しみながらもそんな自分がリズのような女性に愛されるわけがない、と思って少しよそよそしいジョシュアが、とにかく最高です。
そのほか、次の話への布石となるニトロとジョシーの冷たくて熱いからむとか、この時点でニトロの心情を見抜くリズは、やっぱり作家の目をもってるってことでしょうか?ホットワイヤーとかね、3部作の中心人物も程よくでてきていて、グッドです。
ルーシー・モンローのヒロインだから?らしく?なのか、リズは一応不妊症で少しなやんでいたようです。そういうところの切なさも、うまいんだよねえ~。この人は。
まあ、最後はリズはどうでも良くなって、とにかくジョシュアがかっこいい!!の一言につきてますね。