ゴージャス・ナイト

「チアガール・ブルース」の続編です。
別に「チアガール・ブルース」が特に好き!というわけではありませんが、リンダ・ハワードというと、読まねば!って気持ちになります。

 

美人でスタイル良く、生活的にもフィットネス・クラブのオーナーとして落ち着いているブレアは、前回の事件で愛し合うようになったワィアットとの結婚を控え、マレッジブルー?なのか結婚する前からの権力争いなのか?っていう小競り合いをワイアットと繰り返し、なかなか結婚式の日取りが決まらない。
早く結婚してブレアと一緒に住みたいワイアットが少し強引に2週間後を結婚式の日取りとしてきめてしまう。ドレスは?食事は?花束は?パニックになりながらもそれなりに準備を進めるブレアは、ある日ドレスを見にいったモールで車にひかれそうになる。
その後、無言電話やブレアが生きてることを残念がるような電話がかかってきてブレアは身の危険を感じるがワイアットはまじめに受けってくれない。腹をたてたブレアはワイアットとの関係を解消することまで考える。しかし、ブレアを消そうとする何者かはすでに徹底的な攻撃をしかけていて、ブレアが家で気づいたときには煙にまかれて焼け死にそうになっていた。
なんとか家から逃げられたブレアは、独占欲と保護欲とで極端にふりまくワイアットにパトカーの後部座席に閉じ込められ、そこで車でブレアをひこうとした女を見つける。それは車による怪我を手当してくれた看護婦と同じ顔だった。どーしようもないくらいワイアットに腹を立てるブレアだが、住む家をなくし、声もでなくなり、ワイアットの元に保護される。ワイアットはブレアを信じなかったことを謝罪してくれて、ブレアは腹をたてながらも結局少しはやくワイアットの家に住むことになったことについて前向きに考え始める。荷物を片づけたりして時間を潰すなかで、ワイアットの古い写真を見つけた。なんと、そこにはブレアをひこうとしたあの女が写っていた。

 
かなりくせのあるブレアとメロメロだけど男くさくて強いタイプのヒーローは、愛する故にけんかしたり、言い合いしたりと戯れるんだろうけど、それを全面に出されすぎて、読んでて少し疲れるときもありました。
また、でも、ブレアのママや妹、ブレアがワイアットのママと共謀しているところとか、「男に任せてちゃだめだし、女がすべてをコントロールするのよ」的な部分は面白く読んだかな。
無事に結婚したので、ブレア&ワイアットの話も読みおさめ。。なんですよね。きっと