愛と復讐の黒騎士

もうこれが面白くなかったら、コニー・メイスンの本を買うのはやめようとおもってました。
どこかの書評で、これはかなり面白いとあったので。。

面白かったか?っていえば、それなりに面白かったですが、自分の中でコニー・メイスンのNo.1は誘惑のシークのままのようです。

 

貴族の庶子として生まれ育ったドレイクは騎士に母が亡くなったあと父につれられてナイル卿の元に修行に入る。ナイル卿の元にはナイル卿の息子ダフとドレイクの異母弟ワルドーも修行しており、何かにつけて庶子であるドレイクをいじめるのだった。ナイル卿の娘ダリアに恋心を抱くようになるが、ダリアはワルドーと婚約しており、二人の結ばれる道は駆け落ちしかなかった。ドレイクを慕うナイル卿のもう一人の娘、レイブンはダリアがドレイクをからかっているだけだと、ドレイクを慕うが故に忠告するがドレイクが聞く耳を持たない。そして駆け落ちの夜、ダリアの独り言を聞いたメイドに報告を受けたナイル卿がドレイクを待ち受けていて、即刻ドレイクを追放する。ドレイクは自分を取り巻くすべてを、特に父に報告しドレイクとダリアの駆け落ちを阻止したと思われるレイブンを憎みながらでていくのだった。
 月日は流れ、ワルドーと結婚したダリアは不可解な死を遂げ、レイブンの父も許嫁も亡くなり、レイブンは嫌々ながら無能な兄ダフによってワルドーと結婚させられようとしていた。
そこへ結婚祝いの騎士の試合に参加するべく、黒騎士が現れる。国王の信望あつい黒騎士が鎧を脱ぐとそれは昔追放され、今でもレイブンが慕い続けていたドレイクだった。
ドレイクに助けを求めるレイブンだが、ドレイクはすっかり冷たい騎士になっており、レイブンは自分の人生にあきらめるのかスコットランドのおばのところに逃げるのか迷いだす。
レイブンとワルドーの式が終わり、盛大な宴会が催されるなか、ドレイクがレイブンを誘惑しにくる。酔ったドレイクがレイブンの処女を奪い、ワルドーとレイブンに復讐するつもりだったのだ。
復讐は果たせたが、正気にもどったドレイクはレイブンの身を危険にされしたことを認識し、レイブンを伴って逃げ出す。
幼いころからドレイクに恋漕がれていたレイブンはドレイクを恋しく思いながらも、愛人という立場に息苦しさを覚える。そしてドレイクは自分の領土とレイブンを守るため、ワルドーと正面から戦うことを覚悟する。レイブンを祖母の元に残しワルドーと戦いにでかけたドレイクは、逆にワルドーにとらえられ、拷問を受ける。ドレイクの危機を感じ取ったレイブンはワルドーの元に訪れ、わが身と引き換えにドレイクの自由を得ようとする。ドレイクのためならば自分の命さえもおしくないと思うレイブンの中では、あたらしい命が育ちつつあった。

 


こんなに親身になって内輪もめに首をつっこむ国王なんて。。って、突っ込むところが沢山ありますが、まあ、わかりやすくていいのかな~
疲れた時nさらっと読むのに最適かも。