アフターレイン(シャロン・サラ)

ヒロインはFBI捜査官。とても優秀なのだそうだけど、3年前妊娠中の夫に止められたのに出動し捜査で打たれパートナーを失い、お腹の子も失うという悲劇から立ち直れいない。夫への申し訳なさ、罪悪感、子を失うというショックから離婚し、一人で仕事だけをして過ごしながら毎年命日は世の中すべてが恨めしく思えるくらいの気分で墓参り。今年も何とか無事に墓参りが終わったところに、上司から元夫と組んで仕事をしてほしいとの指示があった。

元夫のウエイドもFBI捜査官で、仲間とともに竜巻後に生き残った人々を殺す連続殺人犯を追っていた。

しばらく活動を停止していたれ連続殺人犯がまた殺しをはじめ、手がかりもなく困っていたウエイドのチームはジョーの参加を喜ぶが。。

どう考えても居心地よさそうさな感じのしない、ジョー&ウェイドのチームだけれども、2人とも務めてプロに徹し、捜査に当たります。心に傷を負ったヒロインを書かせると、本当に上手に描く作家さんなので、読み手も悲しい気分になってきます。連続殺人犯の視点での話もあり、どんどん殺していくのは気分は悪い。

最後は元サヤですが、今度こそ幸せになってほしいな、というヒロイン・ヒーローでした。